■お手入れの頻度、週1回のお手入れ
普段のお手入れは掃除機でOKです。
週に1~2回程、優しく丁寧に掃除機をかけます。
目安は1平方メートルあたり20秒です。
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Step1
毛並と逆方向(逆らうよう)に 掃除機をかけましょう。毛を起こすようにして掃除することで、 ホコリやゴミが吸い出しやすくなります。また、空気の通りを良くすることで、 ダニの発生を抑止できます。
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Step2
ホコリやゴミ、ダニは 良く歩く・座る場所や食べる場所に溜まります。そういった場所は意識的に掃除機をかけるようにしましょう。
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Step3
掃除機でも取れない髪の毛やゴミ、 糸くずは、コロコロを使うと キレイに取れることがあります。
※繊維を傷めたり毛が抜ける可能性がありますので、 適度にご利用下さい。
ご注意ください
- 回転ブラシ付き掃除機の使用は、パイル部分の抜けが多くなる為、ご使用はお控え下さい。
- 強く擦り付けるように掃除機を当てたり、掃除機を長時間かけ過ぎたり、吸引力の高い掃除機を使用すると繊維を傷める可能性が御座います。優しく丁寧を心がけましょう。
より長持ちさせるならお部屋の換気が大事!
湿気を含ませない様にすることで、より長持ちさせる事が可能です。
天気の良い日は窓を開けてお部屋を換気しましょう。
梅雨時などには除湿機が効果的です。
時々裏返したり、持ち上げて裏側にも風を通すと尚良し!
こうしてドライに保つことによりホコリが取れ易くなり、掃除機をかけても傷みが少なくなります。
また、ダニは乾燥を嫌いますのでダニ対策にもなります。
■遊び毛について
遊び毛とは毛が抜けることをいいます。
短い繊維を絡めたり撚ったりしてパイル糸にしていますので、絡みの弱い一部の繊維が「遊び毛」として初期段階で出てきます。
抜け毛とは異なり、商品の欠陥ではありません。遊び毛は敷物の宿命なのです。
遊び毛は繊維の特性上、ウールやアクリルに多く見られる現象です。
■遊び毛の対処法
遊び毛はこまめに掃除機をかけることにより次第におさまってきます。
しばらくすると(製品により異なりますが約2~3ヶ月程)この遊び毛はおさまり、カーペット本来の毛艶が現れます。
ですが掃除機をかけすぎるのもよくありません。
今出ている以上の遊び毛を頑張って取ろうとせず、優しく丁寧を心がけましょう。
また、遊び毛は完全になくなることはないので、気にしないことも肝心です。
ご注意ださい
- 回転ブラシやピーター付きのブラシ(掃除機)を使用されますと、繊維を傷めたり撚り(繊維同士の絡まり)が緩くなり遊び毛が出やすくなる事があります。
回転ブラシやピーター付きのブラシは使用せず、バキューム(吸引)のみをおすすめします。
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Step1
ほつれたパイルを、ハサミで周囲と同じ高さに切ります。
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Step2
アロンアルファなどの瞬間接着剤を、切ったパイルの根元に染み込ませておきましょう。
ご注意ださい
- ウールカーペットの場合、虫害の可能性もあります。裏まで穴があいているかどうか確かめて下さい。
虫害の可能性があるようなら、防虫業者に相談して下さい。
市販の殺虫剤はしみになる可能性もあり、小さな子供のいる家庭では安全性にも配慮が必要です。
専門業者にまかせて下さい。今後の虫害を防ぐためにも、ウールマーク付きのカーペットの購入をお勧めします。
ヘコみの対処法
カーペットやラグの上に家具を置いているとどうしても発生するヘコミ…。
こんな時にはスチームアイロンかドライヤーを使いましょう!
■ドライヤーの場合
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Step1
ぬるま湯で湿らせた布でヘコミ部分を湿らせます。
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Step2
ドライヤーの場合は温風を当てながら、毛を立てるようにブラッシング。
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Step3
乾いたタオルまたはドライヤーでしっかり乾燥させましょう。
■スチームアイロンの場合
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Step1
蒸気をカーペットのへこみにかけ、ヘコミ部分を湿らせます。
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Step2
そして毛を立てるようにブラッシング。
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Step3
乾いたタオルまたはドライヤーでしっかり乾燥させましょう。
ご注意ださい
- 染色しているものは色落ちする可能性が御座いますのでご注意下さい。
- 撥水加工が施されている場合、撥水効果が薄れる可能性が御座います。
■上手な収納方法
収納するためにはまずカーペット・ラグの湿気や汚れ、ダニを取り除いて置く必要があります。
そのため、何日間か晴れた日が続き、空気が乾燥した日を選んで行ってください。
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- カーペットを裏向けにして、屋外で陰干しします。
一日中干しておくと湿気が抜けて軽くなります。
※乾燥をきちんとやっておかないと、カビの原因になるので要注意。
- 干し終わったら、布団たたきで裏向けのまま表面を丁寧にたたきます。
こうすることで、汚れやダニの死骸などが押し出されます。
- 両面をやさしく丁寧に掃除機をかけます。
叩いて取り除けなかった汚れをここで吸い取ります。
- キレイなハトロン紙で包み、風通しの良い乾燥した場所に建てて保管します。
除湿剤の利用も効果的です。1年に一度は広げて陰干ししましょう。
ご注意ください
- 回転ブラシやピーター付きのブラシ(掃除機)を使用されますと、繊維を傷めたり撚り(ひねり:繊維同士の絡まり)が緩くなり、遊び毛が出やすくなることがあります。
回転ブラシやピーター付きのブラシは使用せず、バキューム(吸引)のみをオススメします。